雑談169

健康診断の数値として語られがちな高血圧ですが、実は美容のコンディションを左右する大きな要因でもあります。
血管の美しさは、そのまま皮膚の美しさに直結すると言っても過言ではありません。
まず、皮膚に栄養や酸素を届けているのは、網の目のように広がる毛細血管です。
血圧が高い状態が続くと、血管は自らを守ろうとして硬く変化し、末端への血流が滞り始めます。
これは皮膚にとって、いわば兵糧攻めのような状態です。
栄養が十分に行き渡らなくなった皮膚は、新しい細胞を生み出す力を失い、透明感が消えてどんよりとしたくすみを引き起こします。
また、以前触れた糖化の問題も深く関わっています。
糖化によって血管が硬くなるプロセスは、同時に皮膚のハリを支えるコラーゲンをも破壊していきます。
高血圧による血管のダメージが微細な炎症を引き起こし、それが皮膚の弾力線維を劣化させ、結果として深いシワやたるみを加速させてしまうのです。
さらに、血圧の変動は顔の印象を左右するむくみにも関係します。
塩分過多や血流の悪化によって体内に水分が溜まりやすくなると、フェイスラインがぼやけたり、目元が腫れぼったくなったりと、見た目の若々しさを損なう原因になります。
内側からフレッシュな血液を送り届けるしなやかな血管を保つことこそが、最も贅沢なアンチエイジングと言えるかもしれません。
数値と向き合うことは、未来の自分に美しい皮膚をプレゼントすることでもあるのです。