雑談186

血管と汗は、体温を一定に保つために密接に連携して働いています。
汗の原料は、皮膚にある汗腺を取り囲む毛細血管から取り込まれる血液の液体成分(血漿)です。
体に必要なミネラル分は血管へと再吸収され、残った水分のほとんどが汗として排出されます。
暑いときや運動時には、自律神経(交感神経)の働きによって皮膚近くの血管が広がり、外気に熱を逃がします。
同時に、血管から得た水分で汗をかき、それが蒸発するときの気化熱で身体の温度を下げます。
緊張やストレスを感じた際にも交感神経が働き、一時的に血管が縮んで手足が冷たくなる一方で、手のひらや脇から汗が出ることがあります。
大量に汗をかくと身体の水分が失われ、血液の粘度が高くなって血行が悪くなります。
さらに、水分減少と血管の拡張が同時に起きると血圧が低下し、脳への血流が減ってめまいや立ちくらみを引き起こす原因になります。

熱中症を防ぐために次の3点にくれぐれもお気をつけください。
喉が渇く前に、こまめな水分と塩分の補給を行います。
汗による水分と塩分の損失を防ぎ、血液の巡りを維持するためです。
エアコンの活用や通気性の良い衣服で、身体を適切に冷やします。
特に暑いときは、首や脇の下など太い血管がある場所を冷やすのが効果的です。
無理な運動や長時間の作業を避け、定期的に休憩を取ります。
大量の発汗や血管の拡張による、急激な血圧低下や脳への血流減少を防ぐためです。
体調に少しでも異変を感じた際は、決してご無理をなさらず休んでくださいね。