雑談194

暑くなってきましたね〜
熱中症を予防しようとして、よかれと思って毎日続けているその水分補給の習慣が、実は身体に大きな負担をかけているかもしれません。
夏になると毎年ニュースになる言葉に「ペットボトル症候群」というものがあります。
これは、熱中症を防ぐためにある身近な飲み物を水の代わりに毎日たくさん飲んでいた結果、突然、激しい糖尿病になってしまうというちょっと怖いお話です。

熱中症予防といえば、多くの方が真っ先にスポーツドリンクを思い浮かべるのではないでしょうか。
外仕事やお出かけのとき、熱中症が心配で箱買いをして用意している方もいるかもしれません。
しかし、スポーツドリンクを毎日のふだんの飲み水として日常的に飲むのは、実は大きな間違いです。
その理由は、スポーツドリンクの中に隠されている大量の砂糖にあります。
一般的な500ミリリットルのペットボトル1本には、なんとスティックシュガー約10本分、重さにすると約30グラムものお砂糖が入っているのです。
ここには、一度はまると抜け出せなくなる恐怖のループがあります。
熱中症が心配だからと、水の代わりにスポーツドリンクを毎日ガブガブ飲むと、大量のお砂糖のせいで血液の中の糖分である血糖値が急に上がります。
血糖値が跳ね上がると、体はもっと水分が必要だと勘違いして、ものすごいのどの渇きを感じるようになります。
すると、のどが渇くからという理由で、また冷たくて甘いスポーツドリンクを飲んでしまうのです。
この繰り返しによって体が糖分を処理しきれなくなり、急激な糖尿病を引き起こしてしまいます。
普段は糖尿病とは無縁で健康だと思っている方でも、夏の間に突然発症することがあるので決して油断はできません。

熱中症も糖尿病も、どちらも上手に防ぐためには、体にやさしい正しい水分補給のルールを覚えることが大切です。
まず、ふだんの生活で飲むのは水か麦茶が一番です。
普段の水分補給には、お砂糖もカフェインも入っていない水や麦茶がベストな選択肢となります。
これなら毎日こまめに飲んでも、血糖値が上がる心配は一切ありません。
次に、スポーツドリンクが必要なのは大量の汗をかいた時だけです。
お散歩や畑仕事、お庭の手入れなどで、服がびっしょり濡れるほど大量の汗をかいた時だけで十分に間に合います。
熱中症を怖がるあまり、スポーツドリンクばかりを毎日飲むのは逆効果になってしまうことがあります。

ふだんは麦茶をこまめに飲み、しっかり汗をかいた時だけスポーツドリンクを頼るという、正しいメリハリをつけることが大切です。
なお、心臓や腎臓に持病がある方は、体に負担がかかることもあるため、1日に飲む量について必ずかかりつけのお医者様に相談してくださいね。
上手に水分を補給して、今年の夏も元気に乗り切りましょう。