雑談173
糖質制限のしすぎは、直接的・間接的に血管に悪影響を及ぼし、動脈硬化や心血管疾患のリスクを高める可能性があると指摘されています。
糖質制限のしすぎが血管に与える主な影響は以下の通りです。
・動脈硬化の進行リスク
糖質を極端に減らすと、代わりに肉類などの脂質(特に飽和脂肪酸)やタンパク質の摂取量が増えがちです。
これにより血液中の悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が上昇し、結果として血管にプラークが溜まりやすくなり、動脈硬化を促進させる可能性があります。
・血管の老化/隠れメタボ
極端な糖質制限で筋肉量が減少すると、基礎代謝が落ちて脂肪が燃えにくい身体になります。
見た目は痩せていても内臓脂肪が溜まる隠れメタボの状態になりやすく、自覚がないまま血管の老化が進行し、脳血管疾患や心疾患のリスクが高まる恐れがあります。
・食物繊維不足による影響
主食(炭水化物)を抜くことで、穀物から得られる食物繊維が不足しやすくなります。
食物繊維の不足は便秘を招くだけではなく、脂質代謝の悪化にもつながり、間接的に血管への負担を増やします。
長期的な研究において、極端に炭水化物の摂取量が少ないグループは、適切な量を摂取しているグループに比べて全死亡リスクが有意に高いという報告も存在します。
一方で、適切な範囲内での糖質制限(糖質過多の改善)は、以下のメリットがあります。
高血糖の防止: 血糖値が高い状態(ドロドロの血液)による血管壁の損傷を防ぐ。
血圧の改善: インスリン分泌が抑えられることで、腎臓での塩分排出がスムーズになり、血圧低下につながる。
血管の健康を保つためには、完全に抜くのではなく、質の良い炭水化物(玄米や全粒粉など)を適量摂りつつ、脂質の質(魚や植物性油など)にも配慮するというバランスが重要です。
一般的な糖質量は、体重1kgあたり3g ~ 5g程度が標準的な摂取量とされています。
体重70kgであれば、210g ~ 350gが1つの目安になります。(体重が50kgの場合は、150g ~ 250g)
ご飯茶碗1杯(約150g)の糖質は約55gです。
健康的な糖質制限をする場合、1日の糖質量を70g ~ 130gほどに抑えることだそうですが、その人の活動量によっても変わります。
体重50kgの方で、もし筋肉量を維持しながら血管の健康を守りたい場合は、極端に糖質を減らしすぎないことが大切です。
糖質を減らしすぎると、身体がエネルギー不足になり、筋肉を分解してエネルギーを作ろうとするため、基礎代謝が落ちて血管の老化を招きやすくなります。
糖質の量を極端に削るよりも、白米を玄米やもち麦に変えるなど、血糖値を急上昇させない質の改善が効果的ですよ。
