雑談156
前回アメリカ人の約70%が肥満と書きました。
10年くらい前は30%と言われていたのが、ここ数年で40%を超えた!と驚かれていたのに、いつの間に70%になったのかというと…
それまで指標にしていたBMIだけでなく、ウエスト周囲径やウエスト身長比も取り入れて調べてみると、70%近くになったという研究結果だそうです。
アメリカ人だけではなく、世界の肥満率は上がっていて、過体重を含めると約30億人、つまり世界の人口の3人に1人が肥満ということです。
さらに10年後には40億人になるといわれています。
深刻なのが子供の肥満で、5歳〜19歳の肥満率が20%。
これは歴史上初めて、低体重の子供より肥満の子供が多い時代になったということです。
子供時代から肥満でいると健康のリスクが早まります。
若くして2型糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を発症する、骨や関節が未発達なまま過体重を支えることで骨が曲がったり、関節の病気になる等のケースがあります。
さらに子供の頃から血管にダメージを受けているため、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
日本人の子供の肥満率は、小中10%前後、高12%くらいです。
コロナ禍で増えました。
特に男子が多く、逆に女子はやせが多いので、両極端になっています。
肥満の理由の多くは、運動不足や加工食品の過食、脂質の摂りすぎ、糖質の摂りすぎです。
生活が便利に楽になる程、運動不足になるのは、世界的な傾向のようですね。
アメリカのこの話題になると、肥満の原因にジャンクフードにしか頼れない低所得層のことが多く取り上げられますが、高所得層など各所得層でも肥満率は変わらず40%前後なので、アメリカ人の肥満は所得に関わらないということです。
ただ、前回も取り上げた肥満治療薬は高額なので、高所得層だけの肥満率が下がることもあるかもしれません。
先日、デミ・ムーアを見たのですが、かなり細く痩せていて、10代のモデルのような体型でした。
アメリカのSNSでも賛否両論でしたが、心配になるのが年齢です。63歳なんです。
60歳すぎたら、足が細くなった〜って無邪気に喜んでもいられないのは、骨です。
骨がスカスカになるリスク、骨折のリスクが上がるからです。
日本人の場合はアメリカ基準のBMI30以上に合わせると、肥満率が4〜5%になるので先進国ではダントツで痩せているんですが、逆に20〜30代女性の20%(5人に1人)がBMI18.5以下のやせということで、健康上のリスクが指摘されています。
痩せてるからいいじゃないとはならず、骨折や腸閉塞、腎機能の低下、心不全、高血圧、不整脈、頻脈、うつ病、認知機能の低下、脱毛、免疫機能の低下のリスクが上がります。
遠い将来こんなことになると思われてしまいますが、早いと数年後に起こるリスクです。
精神的なプレッシャーとか、他人がとやかくいうからとか、生きていればいろいろありますが、なにしろ健康第一ですよ…
