雑談155
アメリカに留学したり、移住した人が、「体型のこととか、服装のこととか、何も言われない。日本ほど気にしなくていいのが楽」
という発言をよくしていますが、逆にBMI普通体重の人がアメリカで、「そんなに痩せて、健康的に見えない」「子どもっぽい」「拒食症にみたい」
と体型のことを面と向かって言われる体験もよく聞きました。
いや、体型のこと直接言わないのがマナーなんじゃないの?となりますが、“こうであるべき”が国によって違うだけってことみたいですね。
日本人は面と向かって「太ったね」という人が多くいるけれど、アメリカ人は太っている人に体型のことについてとやかく言ってはいけない。逆に痩せてる人には無頓着な日本人と痩せている人に厳しいアメリカ人…というか、これ言われた人は舐められてる気もするんですよね。
普通に考えて、日本人が太ったねと直接言うのも、アメリカ人が拒食症だなんだと体型をとやかく言うのも、どちらも失礼ですからね。
ただアメリカ人がそうなるのは、アメリカの肥満人口は約70%なので、それが関係しているかもしれません。
周りに身体が大きい人が多すぎて、そちらが標準となっている…とか?
ほんの1、2年前までボディポジティブという言葉が流行していました。
体型、サイズ、肌の色、年齢、障害の有無などにかかわらず、自分の体を「ありのままに愛し、受け入れよう」という概念ですが、主に体型について使われているように見えました。
実際、アメリカの企業の商品広告でそういったプラスサイズモデルを起用した広告を見たことがあるかと思います。
どんな体型でも、あなたがあなたらしく生きられたらハッピーだよ、というイメージ。
その概念は間違いなくいいことですよ。
ただ肥満は病気のリスクが上がるので、肥満礼賛は違うと警告をした医師が攻撃されるとか、苦言を呈した人が職を失うっていう現象がありまして、行き過ぎているなぁと眺めていました。
そして、そこで出てきたのが、糖尿病患者に処方される痩せ薬、オゼンピック。(日本ではマンジャロ)
これまでボディポジティブを牽引してきた女優や歌手などが、これを使って痩せ始めました。
そのことに対して、裏切り者と非難するファンがいたりして、なんだかなと思っていたら、全く必要のない元々スリムな女優やモデルが、肋が浮いて骨ばって見える激痩せの姿を多く見かけるようになりました。
さすがにこれは、特に影響を受けやすい若者に病的に痩せてる方がいいという間違ったメッセージになると批判されていますね。
日本でも増えてきているようで、医師たちが警告していますが、簡単に処方されてしまうようです。
かつてパリコレ出演モデルが拒食症で亡くなって、モデルのBMIに制限がつきましたが、この薬も誰かが亡くならないと何の規制もできないんでしょうか。
本当に、その人なりの適性体重があるので、無理しないで、食事と運動で健康的な身体作りをしていってほしいですね。
