雑談201
普段の姿勢の悪さや運動不足からくる痛みや不調は、鍼灸やマッサージの施術を受けるだけでは根本的に解決しません。
鍼灸やマッサージは硬くなった筋肉をほぐし、血行を良くして痛みを和らげ、不調を解消してくれますが、その快適な状態を維持するためには日々の生活習慣が不可欠だからです。
一週間のうち治療や施術に費やす時間はわずか一〜二時間程度であり、残りの多くの時間を悪い姿勢で過ごしていれば体はすぐに元の硬さや歪みに戻ってしまいます。
さらに運動不足によって体を支える筋力が低下していると、ほぐれた良い状態を維持することができません。
筋肉は年齢とともに自然と減少していくため、まずは日常の動作を見直すことが大切です。
特に効果的なのが、椅子から立ち上がるスピードを意識することです。
年齢を重ねると、咄嗟の時に素早く動くための筋肉や神経の働きが真っ先に衰えてしまいます。
普段からゆっくり立ち上がるのではなく、足の裏で床をしっかり踏みしめて少し素早く立ち上がる習慣をつけることで、脳から筋肉への命令がスムーズに伝わるようになります。
これにより、つまずいた時にパッと足を出して転倒を防ぐといった咄嗟の動きができるようになります。
立つ時は素早く、座る時は膝に負担をかけないようにゆっくり腰を下ろすという一連の動きを取り入れるだけで、特別な道具を使わなくても日常生活の中で安全に筋力を補うことができます。
ちなみにスクワットでも、『ゆっくり下げて、素早く立ち上がる』をすると、より効果的ですよ。
