雑談182
骨は単なる身体を支える柱ではなく、全身の若さをコントロールする司令塔のような役割を果たしています。
最近の研究では、骨がメッセージ物質を放出して他の臓器に指令を送る、巨大な内分泌器官であることが分かってきました。
その代表がオステオカルシンと呼ばれる物質です。
骨に衝撃が加わることで作られるこの物質は、血液に乗って全身を巡り、脳や膵臓、筋肉などに若々しく活動するためのスイッチを入れます。
例えば脳に対しては、記憶を司る部分に働きかけて認知機能をサポートします。
また膵臓にはインスリンの分泌を促すよう働きかけ、血糖値を安定させて太りにくい体質を作ります。
さらに筋肉の成長を助けたり、全身の活力を高めたりと、まさに若返りの特効薬のような働きを自ら行っているのです。
つまり、骨を丈夫に保つことは、単に骨折を防ぐだけではありません。
骨という司令塔を元気に動かし続けることで、脳も代謝も筋肉も、連動して若々しさを維持できるということです。
人生後半のコンディションを左右するのは、骨から全身へ送られるメッセージの量かもしれません。
日常の中で骨に良い刺激を与えることが、全身の健やかさを底上げするための大きな鍵と言えそうです。
