雑談181

身体を支える骨と、全身に血を巡らせる血管。
一見別々の組織のように思えますが、実はこの二つは密接に影響し合う共倒れの関係にあります。
骨・血管相関と呼ばれ、どちらかの老化が進むともう一方の衰えも加速させてしまうことが分かってきました。
特に気をつけたいのが、骨から溶け出したカルシウムが血管を硬くしてしまう現象です。
骨がもろくなると、行き場を失ったカルシウムが血液中に溢れ出し、血管の壁にこびりついて石灰化を引き起こします。
これが動脈硬化の原因となり、全身の老化を早める引き金になります。
また、骨の内部には緻密な毛細血管のネットワークが張り巡らされています。
この血管は単に栄養を運ぶだけでなく、新しい骨を作る細胞へ「骨を作れ」と指令を出す役割も担っています。
つまり、血管が老化して減少してしまうと、骨を再生するサイクルが止まり、骨そのものもスカスカに痩せていってしまうのです。
このように、骨を丈夫に保つことは、血管の若々しさを守ることに直結しています。
人生後半を健やかに過ごすために、骨と血管はセットでケアすべき大切な器官です。
土台となる骨と、それを維持する血管の両方をいたわる生活が、数年後のコンディションに大きな差がつけていきます。