雑談180
血管と免疫は、切っても切れない深いパートナーシップで結ばれています。
この二つの関係を考えるとき、血管は単に血液が流れるホースではなく、免疫システムが正常に動くための土台であり、情報センターでもあるといえます。
まず、血管は免疫細胞がパトロールするための通り道です。
リンパ球などの免疫細胞は、常に血液に乗って体中を巡っています。
血流がスムーズであれば、どこかでウイルスなどの異物を見つけたときに、免疫細胞が迷わずスピーディーに現場へ駆けつけることができます。
さらに面白いのが、血管の壁にある細胞がセンサーの役割をしている点です。
体にトラブルが起きたとき、血管の壁は特定のサインを出して、流れている免疫細胞をキャッチします。
そして、血管の外にある問題の場所へとスムーズに送り出します。
この連携がうまくいくからこそ、私たちは大きな病気になる前に異物を退治できているのです。
ところが、血管の老化が進んで壁が硬くなったり、血流が滞ったりすると、この見事な連携が崩れてしまいます。
免疫細胞が必要な場所に届かなかったり、血管が常にダメージを受けているせいで免疫が余計なエネルギーを使い果たし、肝心なときに力が発揮できなくなったりします。
血管を健やかに保つことは、自分自身の防御システムを常に最新の状態にアップデートしておくことと同じです。
