カルシウムのサプリメント
「例えば、ドラッグストアで販売されているカルシウム製剤を例に挙げてみましょう。
骨を丈夫にする目的や骨粗しょう症の予防のためにカルシウムを積極的に摂っている人も多いと思いますが、カルシウムを摂り過ぎると、動脈の石灰化を促し、心臓病のリスクを高めるという研究発表が米国でありました。
このほかにも、ビタミン剤の摂り過ぎにより、手足の痺れなどの神経障害や、感覚障害、腎臓結石など、さまざまな健康被害が報告されています。
食品の素材そのもので摂るよりも成分が濃縮されていることが多い健康食品・サプリメントは、過剰摂取による健康被害を受けやすいので、必ず決められた量を守って使用しましょう。」
サプリメントの飲みすぎは体に悪い?
骨を強くするためには、カルシウムだけではなく、ビタミンD・Kやタンパク質なども摂る必要がありますし、運動して骨に負荷をかけることも重要な要素です。
サプリメントは、気軽に手に取ることができますが、医師や薬剤師の指導がない分、その被害に気づきにくいものでもあります。
それがサプリメントのせいとは気付かずにとり続けてしまうと、症状が進んでしまいますから、お気をつけください。