年齢に関係なく

ハリウッド女優のグウィネス・パルトローは「足を骨折した時の検査で骨が弱くなっていることがわかり、ビタミンDの値が異常に低い骨粗しょう症の初期段階であると数年前に診断された」と2010年に公表しました。
この時グウィネスは37歳でした。
原因は、食餌療法での栄養の偏りと、日焼けを極端にさけたためだと、医師からもっと日光浴するように指摘された言います。
そして、2006年頃に産後うつであったことも同時期に発表しています。

骨の量が増えるピークは20歳頃〜25歳まで。
それ以降は徐々に減っていきます。
大事なのは成長していく時の骨量で、ピーク時に高い数値であるほど、ガクンと減る高齢時にも高い数値でいられます。
その成長期に無理なダイエット、運動不足などで骨量を増やせないと、将来的に骨粗しょう症のリスクが高まります。

そのほかに、炎症性サイトカインがおこす骨粗しょう症というものもあるそうです。
血中の炎症性サイトカインが、骨を破壊する破骨細胞を増やしたり、働きを促したりする作用があり、
うつ病ではその炎症性サイトカインが過剰に出ていて、それによって骨量が減少するということです。

極端に食べないダイエット経験者、慢性的な運動不足、そしてうつ病を患っている方は、食事内容や運動習慣など、年齢に関係なくお気をつけください。