成功体験
いろいろダイエットについて書いてきましたが、前提としているのが健康であることです。
健康で、元気で過ごせることが目的です。
そのために、その方にとっての適切な体重で、筋肉を保ち、体脂肪率が適切な状態を目指すものです。
年齢を重ねると、筋肉は減っていき、体脂肪は増えていき、ホルモンが減少し、痩せにくくなるとお悩みの方は増えます。
確かにその通りで、筋肉が減っていくと、より太りやすい身体になります。
ただ、そうは言っても、人間は摂取カロリーより消費カロリーが増えれば痩せます。
栄養バランスが整った適切なカロリーの食事なら、不要な脂肪は落ちやすく、筋肉は減りにくく、いい塩梅で痩せていくことができます。
実際に試した方は、減量に成功しています。
年齢が50代半ばの女性Aさんの例ですが、若い頃より8kg増えてしまい、いろいろ自己流ダイエットをしてみても、なかなか痩せないということでしたが、いつもここに書いているポイントを抑えた食事にしたところ、体重が一ヶ月で2.5kg減ったそうです。
運動は主に、週2〜3回散歩かスクワットくらい。
身体のケアは、私の施術を受けて、筋肉をほぐし、姿勢のバランスを整え、血行のいい状態を保つようにして、疲れとストレスを溜めないようにしていただきました。
摂取カロリーを減らしすぎない、むしろ必要なカロリーはちゃんとることが大事なので、ダイエットしている感がなく、痩せられたと喜んでいました。
変にやつれたり、疲れやすくなったりしていないので、筋肉をそこまで減らさず、体脂肪を落とすことに成功したのだと思います。
その後も継続中だそうです。
食事の栄養バランスとカロリーをコントロールすることは、短期間に一気に減らすダイエットではなく、健康的に継続できる方法です。
体重だけを落とすなら、糖質制限をすれば楽に落ちますが、最初はほぼ水で、タンパク質と脂質の摂取が足りないと筋肉も減るので、カラカラに干からびた感じになってしまいます。
中高年がするダイエットとしては危険です。
栄養素が足りないと、骨も弱ります。
骨密度が低くなっても、すぐに体調が悪くなることはありません。
だからといって放っておくと、腰が曲がって歩きにくくなり、行動範囲が狭くなり、そのことで鬱になったり、骨折して寝たきりになったり、認知症との関連性も認められています。
この方法のいいところは、ダイエットが終わっても続けられ、栄養バランスのとれた食事の感覚を身につけられることです。
食べてはいけないものはなく、他の食事や他の日に調整することもできるようになります。