油のとりすぎ
調理をしないですぐに食べられる食事や、タンパク質が含まれるものは、脂質も多く含みます。
ここ数年、糖質制限ダイエットが流行っていたことで、糖質を目の敵にする方が多いですが、脂質については気にしない方が多い印象です。
脂質は1gにつき9kcalあり、糖質やタンパク質の4kcalと比べても倍以上あるので、とりすぎると痩せにくくなります。
ナッツは身体にいいとされ、間食におすすめされますが、量を気にしないで食べていると、カロリーと脂質の摂取量がとんでもなく増えます。
例えば、アーモンド100gは、約620kcalで含まれる脂質は約55g です。
一日に必要な脂質の量を簡単に超えます。
大量のミックスナッツを大きな器に入れ、そこから際限なく食べていたら、食べ過ぎですので要注意です。
脂質は、ホルモンや細胞膜、核膜を構成し、皮下脂肪として臓器を保護したり、体を寒冷から守ります。
また、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収を促すなどの働きもあります。
身体の代謝機能がうまくいく状態にする方が痩せるので、減らせばいいというものでもありませんから、適度な量をとることが大事です。
1日の摂取カロリーの20〜25%とることが推奨されます。
例えば一日1,800kcalの方なら、360〜450kcalです。
脂質1gにつき9kcalなので、推奨される1日の摂取量は40〜50gです。