雑談152
髪の洗い方について話していた時に美容師さんから聞いたのですが、昭和の半ばくらいまでは髪を毎日洗っていなかったんですね。
そのため昭和初期以前生まれの美容院のお客様の中には、洗髪を毎日しない方がいたそうです。
そもそも各家庭にお風呂が普及したのが昭和30〜40年代頃ですし、もっと前の日本髪を結っていた頃は毎日洗髪していなかったので、その名残もあるかもしれませんね。
それがシャンプーの宣伝で、髪は毎日洗うものですよと広まると、毎日どころか朝晩洗う人が出てき始め、洗いすぎによる乾燥や皮脂分泌過多などで頭皮や髪のトラブルが増え、それら対策の商品が増え、その中のコーティング剤などが髪に残り、皮膜毛となり、別のトラブルが増え、その皮膜毛専用シャンプーが発売され…となってきています。
美容師さんが言うには、毎日洗髪するのはいいが、特別に汚れていなければ、シャンプーを毎日使うのは頭皮にも髪にもよくないとのこと。
毎日洗髪してもいいのに、シャンプーは毎日しないほうがいい?
これは、お湯でよく濯ぐのは毎日、シャンプーは特別汚れがなければ、日にちを空けるということです。
どうしても毎日シャンプーしたい場合は、使用する量を工夫するとかでもいいように思います。
毎日頭皮の皮脂を根こそぎ落とすのは、どう考えてもやりすぎですよね。
多くの方は洗い終わった後、頭皮に何も塗らない上に、ドライヤーで乾かしますから、乾燥しやすくなります。
乾燥がひどくなると、皮脂の分泌が多くなり、ニオイや頭皮や髪のトラブルの元です。
頭皮の状態や髪質は、体質や生活習慣、環境によって個人差が大きいので、正しいケアの仕方は人の数だけあります。
これは洗顔もそうで、一昔前はクレンジングでしっかり汚れを落とすことが美肌のために必要なこととされていたのが、顔をベタベタ触るのは良くない、摩擦は悪となり、それが行きすぎて、極力摩擦を減らした方の中には、汚れを落としきれず、毛穴汚れ、皮脂汚れを残しまま過ごしたことで肌トラブルが起こることが多発し、今は朝も夜もしっかり洗えと提唱されています。
どうしてこんなことになってしまうのかというと、どのように洗っているのか、誰も他人と比較しませんからね。
髪を洗うと言っても、予洗いにかける時間も、シャンプーの種類も使用する量も、すすぎの時間も、お湯の温度、お湯の量、お湯の強さも、どれくらいの力加減で洗っているのか、すすぎが足りず洗い残しているのかも他人にはもちろん家族にもわかりません。
毎日きちっと洗ってますという人のすすぎが十秒くらいでちゃちゃっと済ませていることもありますし、時間をかけすぎて洗いすぎのトラブルを起こしている方もいるでしょうし、湯シャンしていると調子いいと言いながら実際には皮脂が溜まっている方もいるでしょうし、お湯洗いだけで何の問題もない方もいるでしょう。
自分にとってのちょうどいい感じを探るには、思い込みをやめて、ある程度の試行錯誤が必要になります。
ただテレビやSNSの美容情報には気をつけたいところです。
実は合っていないことをしていても、本人がそこまで気にしなかった場合、長年続けたことで、皮膚(頭皮)を痛めつけ、老化してきた時に、改めて大きなトラブルが起き、取り返しのつかない事態に見舞われている方もいます。
妙な方法、妙な理論はいまだに紹介されています。
誰もが当たり前に毎日していることでも、実はあまりうまくいってないことって意外にたくさんありますよね〜
