雑談90
背骨は首から胸腰までと繋がっていて、自然に湾曲して重力や衝撃を分散しています。
その湾曲がないと、筋肉に本来ならかからない負担がかかってきます。
下をずっと見ていると、首が前に出て姿勢が悪くなり、前に突き出た頭の重さを、首や肩背中で支えるので凝ってきます。
80代以上の小柄で痩せている女性で、運動習慣が全くない方の背中はたいてい丸くなっています。
その年齢の方で運動習慣がなく体重も少ない場合、骨も筋肉も少ないので、丸まった背中のせいで更に負担がかかり、首や肩に痛み出やすくなります。
そこまでいくと、筋肉が本当に細くなり小枝のように硬くなっても、骨粗鬆症の危険性があるのでマッサージなどで強い圧はかけられません。
そして痛みが常にあると、運動で筋肉を増やすこともできなくなります。
痛みがなくても、それまで運動をしていなかった方の場合、何よりやる気を持ち続けることは困難です。
そういうわけでなるべく早めの対策が大事です。
早めの対策としては、
①一箇所につき20〜30秒のストレッチをする。
②鍼灸マッサージなどで姿勢の歪みを整える。
②軽い運動を、毎日でなくともいいので、週に二、三回のペースで続ける。
これを何歳からでもいいので、今月から始めてください。