雑談137
白米より玄米がいいとか、白い砂糖、白いパンは体に悪いとか、何かの食材が体にいいと聞いたら飛びつくのに、大事なことはいつまでも後回し。
全体像を把握する気がないから、末端ばかりを気にしているという……
木を見て森を見ずってことなんですが、こういう話、みんな好きですよね。
まぁ、メディアのせいでもあるんでしょう。
宣伝広告の形を取らないくても、刷り込みで思い込まされている情報は山のようにあります。
自分で選んでいるようで、そのように思わされているという。
シミ、シワ予防、たるみ、くすみ対策などアンチエイジング目的の美容成分配合の基礎化粧品なども。
正直、30代以下の「効果」なんてなんの意味もないように思えます。(使い心地のレビューは意味があるのでしょうが)
その年齢までなら、最低限の保湿をしておけば、睡眠、食事、運動の方が肌への影響は大きいからです。
寝不足の悪影響は言わずもがな、他に食事で言うなら糖質とタンパク質と脂質のバランスがとれていないと、代謝はうまくいきません。
皮膚のターンオーバーもうまくいかないということです。
そもそもタンパク質が足りなければ、丈夫な皮膚の材料が足りてないということですし。
代謝がうまくいくには、他の栄養素も必要量とり続けることが大事です。
適度な運動で心肺機能や骨、筋肉に適度な負荷をかけることも代謝を落とさないために必要です。
これらをいつまでもおろそかにし続けていた人から老化が進んでいきます。
基礎化粧品に凝ったところで、防ぐことにはなりません。
ちなみに40代後半の皮膚は弱くなり、乾燥しやすくなるので、成分がどうというより、高保湿状態を保てるものを探すと、結果的に高価格帯の製品に落ち着いたという人もいるかと思います。
真皮まで浸透するとか、そういう御託はどうでもよくて、保湿されるか、その状態がどこまで続くかが大事です。
それ以上のものは期待しない方が賢明かな、と思います。
なぜなら、美容を知り尽くした40代後半〜60代の美容ライターなどの業界人は、化粧をしている時はとても若々しいですが、すっぴんは全員、年齢なりのお姿だからです。
これは別に揶揄している訳ではありません。
化粧でどうでにかなるのなら、それでいいじゃないですか。
基礎化粧品でどうにかできる範囲なんて高が知れているんです。
好きで趣味であるという方ならいいですが、「この年齢ならこれくらい使わなければならない」「こうしなければならない」と思い込む必要はありません。
それはマーケティングですから。
自分で選んでいるようで、そのように思わされているだけです。
