雑談128
腰痛や膝痛がある人の体重が1kg増えると、腰への負担は3kgほど増え、BMIが5%増えると、腰痛リスクが11%上昇するともいわれています。
膝への負担は、体重1kg増えると、歩行時は3kg、階段の上り下りでは6kgの負担がかかるといわれます。
体重は、多すぎても少なすぎても問題が起こりやすいので、適正体重の維持が望まれます。
BMIは身長と体重で割り出す計算なので、筋肉量を考慮していません。
ですが、厳しい筋トレやスポーツを日常的にしている方、厳しい肉体労働の方以外は目安になるかと思います。
BMIの適正体重は18.5〜25未満です。
18.5未満はいわゆる“やせ型”です。
腰痛や膝痛がある場合、筋肉量が少ないことも痛みの原因の一つになります。
25以上は肥満です。
腰や膝への負担が増えるので、痛みが出やすくなります。
この場合、減らしたいのは脂肪です。
ここで変なダイエットをして、筋肉を減らしてしまうと、痛みが増強します。
さらに、リバウンドして脂肪が増えると、少なくなった筋肉で増えた脂肪を支えなければいけないという状態になります。
これは避けたいところです。
ちなみに、変なダイエットと書きましたが、ダイエットに限りません。
精神的なショックで食事をとれなくなった状態、夏の暑さの食欲減退でも同じことです。
食事から必要な栄養が取れなくなった状態が続くことで、筋肉が減ってしまい、徐々に回復して食事が取れるようになった時に、普段から運動をしていないと、筋肉は戻らず脂肪が増えてしまいます。
BMIはこの計算で出せます。
体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}
例えば、身長150cm、体重48kgの方の場合。
48÷(1.5×1.5) = 21.333
BMIは21.3となります。
適正体重だからなんの問題もないと断言はできません。
定期的な運動を続けていないと、年齢とともに筋肉が減り、骨も弱り、細胞も弱っていきます。
体が弱っていくことに歯止めをかけたいならば、食事で必要な栄養をとり、定期的な運動習慣を続けることが重要です。
