雑談127
寒くなると腰痛がひどくなる方が増えます。
座り方に問題のある方も多く、前屈みになると、仙骨(腰の真ん中の逆三角形の骨)が後ろに倒れます。それにつられ骨盤全体も後ろに倒れ、その上の腰椎が後ろ側に丸まり、腰椎の椎間板に圧がかかります。
骨盤を正常な位置で座っている時より、2〜3倍の重さが腰椎にかかります。
腰痛でマッサージを受けると楽になる方の多くは、この影響を受けた筋肉が張って硬くなっていることで痛みを感じているので、マッサージや鍼灸でほぐすことで痛みが軽減します。
どうすれば痛みが起こりにくくなるかというと、座位の姿勢に気をつけることです。
前屈みを止めることです。
筋肉の問題で済んでいるうちになおすことが大事です。
50歳以上まで放っておくと、骨が弱ってくることで、腰椎の病気のリスクが上がります。
骨が変形すると、痛みが消失することはあっても、骨が元に戻ることはないので、痛みが出やすくなり、一生付き合って行くことになります。
骨盤を立てて座る癖をつけておくに越したことはありません。
