雑談104
以前は「アメリカでの肥満の定義はBMI30なのに、日本は厳しすぎる〜」的な指摘をされていましたが、欧米系と東アジア系の違いの一つに、膵臓の大きさがあり、そのインシュリン量の違い(異所性脂肪の有無)で、欧米系より太っていないのに東アジア系の人たちは糖尿病になりやすいという違いがあるためだということです。
日本での肥満の定義は、BMI25以上のことで、見た目にふっくらしている程度の話ではないです。
痩せ型じゃないと、「痩せなきゃ」と思い、他人に指摘する人さえいますが、そういった意識でいると健康を損ねます。
BMIは身長と体重で計算するので、筋トレで筋肥大しているような方には当てはまりませんが、そういう本気のトレーニングをしていない人の一定の目安にはなるかと思います。
〜例:175cmで77kg以上、165cmで67kg以上、155cmで61kg以上がBMI25、
175cmで68kg、165cmで60kg、155cmで53kgがBMI 22、
175cmで58.5kg、165cmで52kg、155cmで46kgがBMI19、
BMI18.5〜25未満が普通体重〜
意外に幅広いですよね。
服のサイズも違うでしょう。
XS〜Lくらいの幅はあるかと思います。
運動習慣によって体脂肪率も変わるので、体脂肪率が高いと腰回りが太くなり、服のサイズは上になりますし、体脂肪率が低いと腰回りが細くなるので、服のサイズは下になったりもします。
本気のトレーニングでなくても、運動習慣の有無で同じBMIでも体脂肪率は5〜10%くらい幅がありそうです。
そういう意味でもあくまで目安でしかないのですが、この中でBMI 22が、特に病気になりにくい数値とされています。
高齢で病気になった場合、筋肉や脂肪が少ないと一気に弱っていくので、筋肉はもちろんのこと、適度な脂肪もあった方が予後がいいとは聞きます。
栄養バランスを無視したダイエットを続けることや適度な運動習慣のない体重管理は、命取り、老け加速になります。