雑談103

先日血液検査の結果が出たのですが、特に問題はありませんでした。
ただ、毎回言われることがあります。
「善玉コレステロール(HDL)が多めで、いいですね」
これはどういう意味なのかというと。
善玉コレステロールがあれば悪玉コレステロール(LDL)もあるわけですが、バランスが大事で、基準値内で、HDL多めLDL少なめがいいといわれます。
コレステロールは体内にある脂質で、細胞膜、ホルモン、ビタミンD、胆汁酸などの材料になります。
HDLは、血中に増えたコレステロールを回収したり、血管壁に蓄積されたコレステロールを除去し肝臓に戻したりします。
LDLは、肝臓で作られたコレステロールを全身に運びます。
なので、HDLが多めでLDLが少なめだと、血中のコレステロールが適正量に収まっているということですかね。
逆にHDL少なめLDL多めになるとどうなるかというと、血管壁のコレステロールが増えて、動脈硬化のリスクが高まります。
そうなると、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血、高血圧などが起こりやすい状態になるということです。

コレステロール値が増える原因は、偏った食生活、運動不足、肥満、喫煙、飲酒、ストレスなどが挙げられます。
そのほかに遺伝や加齢、閉経などの影響で、コレステロールが増えてしまう方がいます。
自力で何とかできないか?
遺伝やホルモンの場合はどうにもできないこともありますが、原因が自分の行動由来の場合は、運動や食生活で改善できるかもしれません。
HDLを増やすには、適度な有酸素運動が効果的。
この適度な有酸素運動の解釈を、“自分が運動したいときにちょっと運動してみた”としている人が少なくないのですが、週に3日以上一回30分くらいの目安で、とにかく続けることを指しています。
3ヶ月以上は続けてみてください。
諦めないで続けることが大事ですよー
食事でとるコレステロールは、摂取量の半分くらいしか吸収されないそうです。
特に食物繊維をとるとコレステロールを吸収しづらくなります。
つまり脂肪分多めの食品をとりすぎないことと、野菜やきのこ、海藻等を毎日意識してとるといいということです。
そもそも食物繊維を多めにとろうとすると、お腹がいっぱいになり、そんなにたくさん食べられなくなると思うので、コレステロールが多い原因の一つである食生活と肥満は解消されやすいかと思います。

その他

前の記事

雑談102New!!