雑談83

前回「水分を溜め込める筋肉が減り、脱水状態になりやすい」と書きましたが、実際に筋肉の約70%は水分なんだそうです。
極端な糖質制限で筋肉が減ると、体内の水分量も減ってしまいます。
糖質が体内で分解されて留まるのにその三倍くらいの水分が必要になりますから、糖質の摂取量を減らせば体内の水分も減ります。
すぐにエネルギーとして使われる糖質が入ってこなくなれば、筋肉を維持するための消費エネルギーを抑えようとするので、筋肉も減り更に体内の水分が減ります。
そんな感じで必要な糖質が常に不足し続けると体内の水分が減るので、極端に糖質制限している人は干からびた感じになります。
見た目だけの問題ではなく、実際に皮膚の老化が進みます。
乾燥肌になりかゆみが出たり、皮膚の弾力を失いたるみが進行したり、皮膚の防御機能が落ちて荒れやすくなります。
その他にも水分が減ると、血液がドロドロになり血管が詰まりやすくなり、血流が悪くなるため冷えやすくなり、筋肉の収縮機能が正常に働かなくなり筋肉がつりやすくなります。
ちなみに人体の60%は水分だと言われますが、これは成人の量であって高齢者は50%ほどに減ります。
特に少食の痩せ型で日中の活動量が少なく運動習慣がない、若い頃より筋肉が減ってしまった高齢の方は、体内の水分量が少ないので、食事や水分補給が不足すると熱中症になりやすくなります。
これからの季節、お気をつけください。