雑談68
体脂肪が極端に少なくなると卵巣の機能が低下して、エストロゲンの分泌が減ります。
また体重が少なすぎる(やせ:BMI18.5未満)と骨への負荷も減るので、普通体重より骨を強化する機会を失うことになります。
この状態が続くと、骨密度に影響します。
2005年の調査で、日本人女性の40代以上の26.7%が骨粗鬆症だったそうです。
50代女性の三人に一人は骨粗鬆症で、その割合は年齢とともに増えます。
閉経後は女性ホルモンのエストロゲンがなくなるためです。
骨は代謝で破壊と再生を繰り返し続けます。
エストロゲンは、骨の吸収を抑制し、再生を促進する働きがあります。
エストロゲンが減ると、骨密度が低くなり、骨が弱くなります。
骨を強くするにはカルシウムやビタミンD、タンパク質、ビタミンKなどの栄養、重力のかかる適度な運動(歩く走る跳ぶ)、睡眠(成長ホルモン)が必要です。
また、タバコやカフェイン、アルコールの過剰摂取は、骨を弱くします。
タバコはカルシウムの吸収を阻害します。
カフェインやアルコールは利尿作用によってカルシウムが流出しやすくなります。
きちんと休養を取らず激しい運動を続けると、疲労骨折しやすくなります。
運動が水泳や自転車だけで、激しいトレーニングを続けると、栄養と骨への負荷が不足して、若くても骨粗鬆症になります。
骨量は成長とともに増え20歳頃に最大量になります。
これ以降増えることはありません。
成長期に間違ったダイエットを続けると、若年層でも骨密度が低くなり、骨が弱くなり、一生その状態で過ごすことになります。
骨粗鬆症になったら、完治することはありません。
ずっと気をつける必要があります。
繰り返しますが、骨を強くするにはカルシウムやビタミンD、タンパク質、ビタミンKなどの栄養、重力のかかる適度な運動(歩く走る跳ぶ)、睡眠(成長ホルモン)が必要です。
ビタミンDは日光浴でも産生されます。
食事量を極端に減らし、BMI18.5未満の体重をキープして、日焼け対策を完璧にしていると、骨の弱りは早くなります。
骨が弱るとシワやたるみによりほうれい線は濃くなり、背骨が曲がりやすくなります。
もう大人だとしても、カルシウムやビタミンD、タンパク質、ビタミンKなどの栄養、重力のかかる適度な運動(歩く走る跳ぶ)、睡眠(成長ホルモン)で骨密度は改善はされていくので、あきらめず気をつけてくださいね〜