雑談46
こちらが縮めばあちらが伸びる、こちらが伸びればあちらが縮む。
こんな関係の筋肉を拮抗筋といいます。
どちらかの筋肉の縮みが強く硬くなり伸びにくくなるとと、その筋肉そのものだけではなく、バランスが崩れた影響で別の箇所(関節など)に痛みが出ることもあります。
例えば、膝痛。
骨も軟骨も靱帯も悪くないのになぜか痛みがあるときに、拮抗筋のバランスが崩れていることもあります。
そんなときは膝周りのマッサージをしても改善はしません。
縮んでいる筋肉を施術、ストレッチしてバランスを整えることが必要です。
姿勢が悪かったり、癖で筋肉の使い方が偏っているとバランスが崩れます。
例えば座り方が悪くて、膝痛が出ることもあるということです。
バランスは簡単に崩れるので、常に意識した方がいいものです。
痛い場所ばかり施術することを避けた方がいいのは、こういう理由でもあります。