雑談30

鍼灸の治療はツボ(経穴)に治療することが多いのですが、ツボの位置を把握するには骨格の理解が必要です。
マッサージを行うときもそうです。
マッサージで母指を使う場合、指の中央でツボを捉えて圧をかけます。
指全体ではなく、あくまで指の中心部でです。
骨の近くの組織(腱や筋肉)を押すこともあります。
そうすると指が骨に接していることもありますが、指の中心にかかる圧はその近くの組織にかかっています。
つまり、骨を押しているわけではありません。
リラクゼーションのセラピストに施術した時に
「骨を押してますよね?」
と言われることが何度かありました。
ツボに圧が入ると、弱刺激でも響いて強く押されているように感じやすいからという面もあるので、骨の際を押した時にそう感じたのかもしれませんが、もう一つ理由がわかりました。
逆にリラクゼーションのセラピストの施術を受けて、なんだかポイントがズレているな〜と感じたことがあります。
これはリラクゼーション界隈の人に聞くと、リラクゼーションのセラピストは人によって骨格の理解が曖昧なので、間違いが起こらないように、骨に絶対指がかからないように気をつけさせているそうです。(会社によるので例外はあります)
そのため敢えて骨の側は外して押すところもあるということでした。
筋肉の起始停止は関節についていることが多く、そこを施術しないと効果的に施術できないのですが、そこを敢えて外しているとは…
てっきり外れてしまっている、下手な施術なのかと思っていました。
あれはワザとだったのか〜と結構な衝撃でした。
確かに妙に自信満々で力強く変な角度で完全に力でぎゅうぎゅう押して骨折させてしまう例がありますから、それを防ぐにはいいのかも…効果はともかく酷い目には合わないという点では…

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