中高年のダイエット②

カロリーについて把握できたとして、痩せたければカロリーを減らせばいいんでしょ。
最低限とって、我慢すればいいんでしょ。
…と、栄養バランスを無視して1,000キロカロリーにすればいいものではありません。
そういう極端に食べないKPOPアイドルのダイエット方法を真似している方がいます。
また自分と同年代の女優などの芸能人と比較してあーだこーだ言う人もいます。
幾つになっても気になる人は気にしているんでしょう。
あれらはエンタメでビジネスですから、割り切って見た方が心身ともに健康でいられると思うんですけどね…

以前、ダイエットしていた人が、1日1,500キロカロリーにしているのに痩せない、疲れやすい、肌荒れが治らない等々悩んでいましたが、その人の食事記録を見せてもらって理由がわかりました。
ほとんどのカロリーを炭水化物と脂質でとっていたのです。
タンパク質のことは無視していました。
身体を形作るのに必要な栄養がタンパク質なのに、それが不足しているから疲れやすいし、肌荒れも治らないのです。
また栄養が不足している状態で尚且つ摂取カロリーを抑えていることで、身体が守りに入って、脂肪を溜め込むモードとなって、燃焼しにくい身体になってしまいます。
さらに極端に減らせばいずれ痩せますが、それでは摂食障害になってしまいます…

どうするのがいいのかというと、PFCバランスが整った食事をとることです。
PFCバランスを整えて十分なカロリーをとっていれば、体の調子が良くなり、不要な脂肪を燃焼しやすくなります。
PFCバランスとは、食事でとるタンパク質、脂質、炭水化物(糖質と食物繊維)のバランスを指します。