糖質も適度に
たまたま食欲がなく、スルッと体重が落ちたので、それを維持したいから糖質を控えている…ということをしている方、いませんか?
糖質は太る、というイメージがついていますが、実際は1日に必要なカロリーの内半分の50%〜60%は炭水化物(糖質+食物繊維)でとる必要があります。
糖質を食べ過ぎたら確かにエネルギーが余るので、脂肪として蓄えられます。
血糖値が高くなり、血管が傷つき、糖尿病などの病気にも繋がります。
しかし足りないこともまた、問題がたくさんあります。
中高年が気軽に減らして不足すると、身体へのダメージが大きいので、危険です。
糖質は身体を維持し、動かすためのエネルギーです。
脳の唯一のエネルギー源ともいわれます。
足りなくなると、ボーッとして頭が回らなくなります。
糖質は食べてすぐにエネルギーに変えることができます。
逆に、糖質が足りないとエネルギー不足として、筋肉を分解してエネルギーに変えようとします。
中高年が筋肉を減らしていいことはありません。
体力が落ちて疲れやすくなり、怪我をしやすく、外出が億劫になり、足腰が弱り、寝たきりになるリスクが上がります。
糖質をとると、インスリンが分泌され、脳の満腹中枢を刺激し満腹感が増すといいます。
タンパク質や脂質もバランスよく食べて、きちんと満腹感を感じれば食べ過ぎずに済みます。
何かを極端に減らしてバランスを崩すようなことを続けると、歪みが表れます。
どうぞお気をつけください。