毛細血管も
年齢が40代後半になると、毛細血管の機能が低下します。
毛細血管は、血管内の細胞と、それを覆う壁細胞の二層構造になっています。
この構造が正常な場合は、細かく張り巡らされた網のように先まで血液を運びます。
紫外線などで炎症が起き、赤くなると、血管内の細胞と壁細胞がはがれて、毛細血管から漏れやすくなってしまいます。
40代後半になると、この現象が増えます。
血管の機能が落ちると、血液で運んでいる酸素や栄養素が減ってしまうので、細胞の働きも落ちます。
回復に時間がかかるようになっていきます。
毛細血管も食事や生活習慣で老化は早まります。
逆に、高齢でも血管が丈夫な人もいます。
脂っこいもの、甘いものを食べすぎたり、野菜不足だったり、運動不足、反対に運動のしすぎ、飲酒、喫煙などは、血管の負担になります。
食事に気をつけ、軽い運動を続けている方は、お年を召しても血管年齢は若いと言われます。
人には血管新生という機能があり、新しい血管が分岐して網の目のように拡げていきます。
その機能もまた、加齢によって衰えてきますが、食事内容の見直しや運動習慣の継続で改善が期待できますよ。