老化とストレスと前頭葉
同年代が集まると愚痴ばかりだからつまらない。
そういうところへは行かないというアクティブな70代80代の方は少なくないですね。
人は皆老化するもの。
ただ、その度合いは人それぞれ。
体力、運動能力、認知機能、内臓機能、外見などなど。
仕事を辞めたり、生きがいを失ったり、身体の機能が低下したり、家族を失ったり、様々な変化で感情が変化しやすくなります。
ついつい気弱になり、愚痴が多くなる方もいらっしゃいます。
思うようにならず、怒りを爆発させる方も。
愚痴が多くなったり怒りっぽくなる理由の一つに、前頭葉の機能低下があります。
前頭葉は大脳の一部で、思考や感情、運動などを司ります。
前頭葉の機能が低下すると、意欲や積極性がなくなり、やる気が起きにくくなり無気力になったり、逆に感情を爆発させ、怒りっぽくなる場合もあります。
この前頭葉の機能低下は、老化だけではなく、強いストレスを抑えて、長年溜め込んでいる方でもおきます。
そうした時に必要なホルモンが、幸せホルモンといわれるセロトニンで、やる気を起こさせてくれます。
セロトニンは、起床時に朝日を浴びたり、運動で身体を動かしたり、人と会って話したり、お風呂や休養時など、リラックスしている時に分泌されます。
愚痴ばかりの会合を避ける行為も、自分のストレスを避けるためなのかもしれません。
積極的にセロトニンを出していきたいですよね。