認知症の予防⑤
食事や睡眠のほかに脳の萎縮予防に役立つのは、運動や趣味です。
始めるのは早いに越した事はないですが、遅すぎるということもなく、80代であっても有益な可能性はあるそうです。
運動はキツイものをたまにするのではなく、そこそこを継続した方が効果があります。
息が上がるくらいのペースでのウォーキングなどの有酸素運動を一日30〜40分、週に3~4日程度で習慣にできるといいですね。
運動によって脳の血流が増えます。
血流が増えると、酸素やブドウ糖がたくさん運ばれ、脳の神経細胞が活性化されます。
活動性がアップするノルアドレナリン、意欲や前向き性格、幸福感に関係のあるドーパミン、脳に安定性を作り出すセロトニンなどの神経伝達物質も増えます。
運動は脳を老けさせないと言われます。
趣味などで効果を期待できるのは、頭を使う知的な趣味。
知的というと難しそうに感じますが、以下のようなものでいいそうです。
運動・ダンス・手紙を書く・カードゲームやパズル・読書・語学・数学・楽器・アート制作などなど…
脳の認知機能を刺激し続けると、認知症の発生を遅らせる効果があるといいます。
新しいことにチャレンジしたり、環境を変えることも脳の活性化に繋がります。
変化を嫌うことで老化が進むのか、変化を嫌うことが老化の表れなのか、どちらが先なんでしょうね。