認知症の予防④

脳で作られるアミロイドβというタンパク質があり、神経の成長を促しと修復する役割があります。
アミロイドβは健康な人の脳にもあり、通常は脳内のゴミとして短期間で分解排出されますが、うまく排出されずに蓄積して、神経細胞が変性することがアルツハイマー型の認知症に関係するという説が有力とのことです。
一度変性して無くなった神経細胞は再生しないので、進行した認知症では失われた機能を回復することは難しくなります。
そのため、早期発見早期治療が重要です。

そして、このアミロイドβは睡眠中に排出されるので、睡眠不足はアミロイドβの蓄積を促進してしまいます。
アミロイドβが溜まるのを防ぐことが、脳の萎縮の進行を予防することにつながっていきます。

睡眠不足とは、横になれば眠れるのに、起きていて睡眠時間が足りないことを指します。
理想の睡眠時間は、6〜8時間です。
睡眠不足は高血圧や糖尿病にもつながっていきます。
これらは血管にも強い負担がかかり、脳の萎縮につながります。