認知症の予防②
脳の萎縮予防に生活習慣で気をつけることは、食事・睡眠・運動です。
・食事
食べすぎない。
バランスよく摂る。
魚介類や果物を摂る。
飲酒量に比例して脳萎縮の程度が強くなる。
・睡眠
寝ることで脳の老廃物のアミロイドβを排出する。
睡眠不足はこのアミロイドβやタウタンパクが増え、アルツハイマーなど認知症になるリスクが上がる。
これらのタンパク質は脳細胞を傷つけたり、神経伝達物質を減らし、脳を萎縮させると考えられています。
・運動
運動によって脳の血流が増えます。
血流が増えると、酸素やブドウ糖がたくさん運ばれ、脳の神経細胞が活性化されます。
活動性がアップするノルアドレナリン、意欲や前向き性格、幸福感に関係のあるドーパミン、脳に安定性を作り出すセロトニンなどの神経伝達物質も増えます。
そういったことで、運動は脳を老けさせないと言われます。
息が上がるくらいのペースでの有酸素運動が推奨されています。
運動に慣れていない方は、ウォーキングがいいのではないでしょうか。
一日30〜40分、週に3~4日程度の運動習慣をつけられると、認知症の予防だけでなく、身体の様々な不調の改善にもなります。
また、趣味に没頭したり、好奇心を満たすような行動や、人と会う、話すなどのコミュニケーションを取ることも脳を活性化させます。
テレビやYouTubeなど受身なものを見続けるのではなく、本屋さんに行って本を買って読む、図書館に行って本を読む、映画を観に行く、それらについて人に話すなど自ら行動することも大事です。
見た目に気を使うことも、脳を活性化させます。
清潔感に気をつけたり、服装に気を遣ったりすることは、社会的にも自分の身体のためにもなるということです。