女性ホルモンと骨

骨の新陳代謝には女性ホルモンが大きく関わっているため、閉経を迎えた後は気をつけないと、骨は脆くなります。
50代女性の9人に1人、60代女性の3人に1人、70代女性の2人に1人が骨粗しょう症と診断されます。
骨粗しょう症で骨折しやすい部位は、背骨・手首・太ももの付け根です。

尻もち、くしゃみ、重いものを持ち上げるなどのちょっとしたきっかけで背骨がつぶれてしまうことがあります。
それが圧迫骨折で、骨粗しょう症が原因でおこることが多いものです。
姿勢の悪さを単なる猫背だと思っていたら、いつの間にか背骨が潰れていた、ということもあります。

小柄で痩せ型の方は注意が必要です。
骨格が小さいということは骨の分量が少ないということでカルシウム量が少なく、筋肉量が少ないので骨折しやすいためです。
他にも、ステロイド剤を長期で使用した方は骨が脆くなる傾向があり、喫煙歴・家族の大腿骨骨折・本人の骨折経験・飲酒習慣のある人は骨折リスクが高くなります。