筋肉を減らさない
エネルギーが足りなくなると、血中のアミノ酸が使われ始めます。
血中のアミノ酸濃度が減ると、筋肉を分解してアミノ酸濃度を保とうとします。
身体はアミノ酸濃度を一定に保とうとするので、空腹時や就寝時にこういう現象がおきます。
これが繰り返されると、筋肉量が減ります。
そうなると、一日の消費エネルギーが減ります。
一日の消費エネルギーが減ると、食事の量が同じでも脂肪が増えていくので、体重が増えます。
ここで、食事の量を減らしても体重は減りません。
エネルギーが足りないので、さらに筋肉が減ってしまいます。
一日過ごすのに必要なカロリーを、炭水化物・脂質・タンパク質のバランスのとれた食事でとりつつ運動することが、筋肉量を保つ秘訣です。
1日に摂取すべきタンパク質量は体重によって違いますが、目安として成人女性で50g、男性で60gとされます。
高齢者はもっと多く必要といわれています。
足りないと、筋肉が増えないどころか減ってしまいます。
元気に過ごせるかは筋肉量に左右されます。
自重の筋トレは誰でもできて、誰でも効果が上がるものです。
三日に一回は筋トレをして、散歩など適度に有酸素運動をして、食事に気をつけて、疲れをためないよう施術や睡眠で休養をとりましょう。