鉄分
丈夫な皮膚を作るためにまず大事なのは、タンパク質です。
そのほかにビタミンやミネラルも重要です。
鉄分は血液中のヘモグロビンを構成する成分の一つで、ヘモグロビンは酸素を運んでいます。
鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血になります。
疲れやすく、息切れし、手足が冷たく、顔色が悪く、爪が反り返り、立ちくらみがおこることもあります。
鉄分には、ヘム鉄と非ヘム鉄がありますが、ヘム鉄の方が吸収がよく、魚介類やレバーに多く含まれます。
鉄分とタンパク質やビタミンCと一緒にとるようにすると吸収率が高まります。
非ヘム鉄は海藻類・豆類・野菜に多く含まれますが、非ヘム鉄はヘム鉄と比べると吸収率はよくありません。
とはいえヘム鉄ばかりでは他の栄養素が偏りますのでバランスよくとる必要があります。
鉄分自体が吸収率の悪いものです。食事中や前後の紅茶や緑茶は鉄分の吸収を妨げるので注意が必要です。
通常の食事では鉄分をとりすぎることはありませんが、サプリメントでの過剰摂取には気をつけないといけません。