プラスチック?

マーガリンについて検索すると、マーガリンのトランス脂肪酸は「食べるプラスチック」「プラスチック油」などの表現が出てきます。
トランス脂肪酸がプラスチックとは、一体?

これはどうも誤訳・誤解から生まれたようです。
「バターやマーガリンのような固体の物質に外から力を加えると形がかわりますが、力を加えるのをやめても元に戻りません。
こうした性質のことを可塑性といいます。
ロウや粘土などは代表的な可塑性物質です。
この可塑性のことを英語では【plasticity】と表現し、可塑性(熱可塑性)のある合成樹脂を【plastic】と呼びます。
つまり、プラスチックという言葉は可塑性という性質から来たものなのですね。
バターやマーガリンの性質である可塑性を表現する英語の論文などの文章に【plasticity】という単語が出てくることがマーガリンはプラスチックという話に結びついた可能性も十分ありそうです」
マーガリンやホイップクリームは食べるプラスチックって本当?

…ということのはずなのに何故か「トランス脂肪酸とプラスチックの化学式が同じ」「トランス脂肪酸を顕微鏡で見るとプラスチックとそっくり…」などが出回っています。(どちらも違います)
世の中結構いい加減ですよねー