リテラシーとは
リテラシーとは、英語のliteracyのことで、意味は「読み書き能力」や「特定分野の知識」です。日本語のリテラシーと英語のliteracyは若干使い方が違います。
英語では読み書き能力として使われることが多いのですが、日本語で読み書き能力とは「識字」を使うことが多く、リテラシーを使う時は、別の意味で使っています。
日本語でリテラシーとは、「特定の分野での情報を理解・分析・整理して、判断すること」を指しています。
日本語では、これらを一言で表せる単語がないのでこのままリテラシーとして使われ続けると思います。
金融リテラシーというと、経済的に自立するために必要な金融の知識や考え方のことを指します。
広義で資産運用も含まれます。
メディアリテラシーとは、メディアの機能を理解し、幅広く情報収集し、情報を分析し、理解することです。
科学リテラシーとは、科学的概念と手法に対する知識と理解することをいいます。
この物質はご存知ですか?
ジヒドロゲンモノオキシド(DHMO)は、一酸化二水素のことです。
DHMOは水酸ともいい、酸性雨の主要成分です。
DHMOは温室効果を促進するといわれていて、火傷の原因ともなります。
また、自然景観の新色の一因である一方で、多くの金属を腐食しサビつかせます。
DHMOは電子回路を誤作動させ、自動車のブレーキ能力を低下させることもあります。
DHMOは末期ガンの患者から摘出されたガン組織の中から見つかっています。
大量のDHMOが全国の河川、湖、貯水湖から見つかっていて、南極の氷からも検出されています。
それにも関わらず、DHMOは各方面で頻繁に使用されています。
工場での溶媒や冷却、原子力発電所、発泡スチロールの製造、防火剤、動物実験、農薬散布(洗浄しても除去できない)、ジャンクフードの添加物などその他の食品にも使われています。
これは一体何でしょう?
古いジョークなのでご存知の方や、最初の文で気付いた方がいらっしゃるかもしれません。
このジヒドロゲンモノオキシド(DHMO)、一酸化二水素とは、化学式でH2Oつまり水のことです。
アメリカでは、このジョークを真に受けた担当者がDHMOを規制しようとしたり、エイプリルフールのジョークとしてラジオ放送したところ、水道局に問い合わせが殺到しDJが謹慎処分される事件があったそうです。
これらは科学的リテラシーの欠如と、誇張された分析が見当違いの恐怖につながる可能性があることを表しています。
知らないことは恥ではないのですが、与えられる情報をなんでも受け身で信じてしまうとおかしな方向に向かうことがあります。
どんな情報も、その分野の知識がないと信じていいか判断できないことがあります。しかし、全ての分野において知り尽くすことはできないので、信用できる情報源を当たるしかありません。
それができなかったら、その情報は保留にして、すぐに正誤を判断しないことです。
書いたことを忘れていましたが、ここまでは以前の治療院ホームページで2019年10月15日に公開したブログです。
この時はコロナ禍ではなかったけれど、今現在読むと味わい深いですね…
テレビや新聞やFacebookやYouTube、TwitterやInstagramなど、さまざまなデマが蔓延りましたよね…