極端なダイエット
高血圧や血糖値やコレステロールが気になるし、体重が増えて腰痛がひどくなったし、膝も痛いし…といった症状で健康のために減量をしたい方は、中年以降増えます。
その時に、摂取カロリーを減らしすぎたり、単品だけを食べるなどの極端なダイエットはしないでください。
これだけすればいい、というわかりやすいものは、効果があるないの前に危険でさえあります。
単品ダイエットに見られるような極端な食事制限で一時的に痩せてもリバウンドしてしまうので、また新たに別の方法を、と繰り返していると、身体が弱っていきます。
極端なダイエットで減っているのはほぼ水分と筋肉なので、リバウンドしたときに増えるのは脂肪です。
ダイエット前と変わらない体重に戻っていても、以前に戻るわけではなく、筋肉を減らして脂肪を増やした身体に変化しています。
疲れやすく、冷えやすく、太りやすく、血管を傷つけ、内臓に負担がかかっています。
脂肪を減らすことは、簡単にできると思わないことです。
一週間で体重5kg減らすことはできても、そのほとんどが水と筋肉だと知っていたら、実行したい人はいるでしょうか?
普段運動をしない人が筋肉を増やすことはとても大変なのに、わざわざ減らすのはもったいないですよね。
そもそも実際に極端な食事制限するのは、たいていは我慢がつきまといます。
特に楽ではないのに何故流行るのかといえば、これだけやればいいですよと断言してくれるからなのではないでしょうか。
自分で考えなくていい、と言うのは楽です。
わかりやすいというだけで、結局は我慢を強いられ、筋肉を減らし、ひどくなると体調を崩し、健康に悪影響のあることをわざわざしていることに。
人は食べないと生きていけないし、年齢と共に筋肉は減っていくし、それによって脂肪が増えやすくなっていて、運動は心身ともに健康を保つために必要不可欠であることは変えようがありません。
日々の生活は同じことの繰り返しではなく、自然と同じく徐々に変化していくものです。
健康はお金で買えません。
ちょっと調子が悪い時にどう軌道修正するかでその後が変わります。
すごく悪くなった時に焦って対策しても間に合わないことがあります。
食事と運動の内容に気をつけて、十分に休養をとり、ひどくしすぎないように気をつけてくださいね。