体内の水分②

人体の60%が水分だとしましたが、実は年齢ごとに違います。
新生児では80%、乳児は70%、幼児は65%、成人男性は60%、成人女性は55%、高齢者になると50〜55%になります。
少ない人ほど、少しの発汗量でバランスが崩れます。
高齢の方は発汗しにくくなりますが、その分体温調節機能が落ちているので、熱が身体に篭りやすい状態です。
また、喉の渇きも感じにくいので、喉の渇きとは関係なく、こまめに水分補給してください。

体重によって、必要な水分量は変わりますが、成人ではおおよそ食事で1ℓ、水分補給で1.5ℓをとるといいと言われていますが、発汗の分は入っていませんので、それ以上に摂る必要があります。

汗の機能が働くには、暑さに慣れるまで時間がかかります。
1ヶ月ほど経つと汗に無駄な塩分を出さないようになりますが、慣れるまでは注意が必要です。
汗をたくさんかいている日の水分補給は、ナトリウムのバランスが崩れてしまいますので、水分だけでは足りなくなります。