酸化ストレスと病気
酸化と抗酸化のバランスが崩れて、酸化ストレスが増すと、肝臓にも影響するといわれています。
肝臓には、代謝やエネルギーの貯蔵、胆汁の生成、解毒などの働きがあります。
それらを阻害されると、さまざまな不調につながります。
酸化ストレスが原因の一つとされるものが、心筋梗塞や不整脈、脳梗塞や脳出血などの心臓血管系の疾患、肺炎や肺気腫などの呼吸器系の疾患、アルツハイマー型認知症や、パーキンソン病などの脳神経疾患、ガン、動脈硬化、糖尿病、アトピー性皮膚炎、関節リウマチなどです。
喫煙、アルコール、ビタミン不足、慢性的な高血糖状態が続くこと、肥満、脂肪肝などが酸化ストレスを増加させるといわれます。
また、睡眠不足も抗酸化の働きを弱めてしまうとか。
抗酸化の働きを高めるには、適度な運動習慣が良いとされます。(過度な運動は酸化ストレスを増やします)
30分程度のウォーキングで構いませんので、続けてみてください。
座ってテレビを何時間も見続ける生活は、筋力が低下しますので、どこにも出かけられなくても、家の中で立つ時間を増やしてみるなど、簡単なことを続けてみてくださいね。
ちなみに、活性酸素自体の働きは、細菌やウイルスから身体を守る働きがあるので、あくまで過度に増えた場合が問題ということです。そのものを目の敵にする必要はありません。