すぐに戻る?
マッサージなど施術を受けて楽になっても、すぐ元に戻る…
そんな話をよく聞きます。
肩こりや腰痛などが筋肉が硬くなっておきている場合、筋肉をゆるめます。
そこで筋肉をゆるめて、姿勢のバランスを整えます。
そうすると、楽になります。(技術のちゃんとした施術者に限ります)
よかったよかったと、そこで終えてしまう
姿勢のクセを治さないと、筋肉の使い方は変わらないので、また姿勢が歪みます。
そして元に戻ったと感じます。
例えば猫背など姿勢のクセができてしまうと、筋肉をゆるめても、また猫背の姿勢を繰り返してしまいます。
そこで正しい姿勢をとると、違和感を覚えます。
そして、猫背に戻ります。
そういうわけで、長年のクセを直す時に、筋肉をゆるめることが必要になります。
クセがひどい方ほど、硬いまま放っておくことで弊害が生まれます。
姿勢の歪みを放っておくと、関節に負担がかかり続けます。
50代以降は骨が弱ってくるので、脊柱の自然な湾曲が崩れて、極端に曲がってしまうことも珍しくありません。
そのように曲がってしまったら、元には戻せなくなります。
そうならないために筋肉の張りをゆるめて姿勢の歪みを整えることは、意味があります。
その場限りの気休めではありません
誰しも加齢していくので変化していきます。
(昔はこうすればもっと楽になったのに)と思い続けていても、詮無いことです。
今の状況を真っ直ぐ捉え、これから先どうなりたいかを考えてみると、何が必要か見えてくるかもしれません。
正しい姿勢をとるとき、本来はたいして筋肉を使う必要はありません。
正しい姿勢を身につけると、その後姿勢の歪みからおこる痛みが出る頻度が激減しますし、マッサージを受けてすぐに元に戻るということも減りますよ。