腸腰筋
腸腰筋は、腰椎(上半身)と大腿骨(下半身)をつないでいる深層の筋肉です。
大腰筋と腸骨筋を合わせてそう呼びます。
走ったり、歩いたり、足を上に前に蹴り出すときに使われます。
腸腰筋はハムストリングスの拮抗筋で、どちらも運動時に重要な働きをします。
骨盤を支えるときにも使われるので、姿勢の維持にも関わっています。
運動不足、運動のしすぎ、就寝時に股関節を曲げて寝る、長時間座ってい続けると、衰え硬くなります。
衰えると、骨盤が前傾し、内臓を支えられなくなり、下腹がぽっこり出てきます。
また脚を持ち上げることが難しくなり、何もないのにつまづいたり、姿勢が崩れやすく腰痛になることもあります。
トレーニング
・仰向けに寝て、両手は床につけ、両膝を曲げます。
・片膝を胸に近づけ、戻します。
・左右交互に繰り返します。
*動作はゆっくり行います。
ストレッチ
・仰向けになります。
・片膝を両手で抱え、胸の方に惹きつけます。
*曲げてない方の脚は、伸ばして床につけます。
トレーニングをしなくても、日頃から大股で歩いたり、階段を使うようにすると鍛えられます。
膝が痛い方は無理せず、椅子に座ってゆっくり片膝を上げ下げすると、膝に負担をかけずに鍛えられます。