内転筋
内転筋とは、太ももの内側にある筋肉の総称です。
膝を合わせて座る時などに使われます。
また、外側にある外転筋と合わせて、脚を支える役割もあります。
骨盤と繋がっていて、骨盤を安定させてもいます。
内転筋の機能が低下すると、脚の外側に負担がかかりバランスが崩れ、O脚に。
骨盤のアライメントのバランスも崩れるので、腰痛に。
膝の安定も悪くなるので、膝の軟骨がすり減って、膝痛に。
また、骨盤底筋が緩みやすくなり、尿もれに。
様々な症状につながります。
内転筋は、徐々に筋力が減ってくると、硬くなりやすいところです。
長時間座り続けたり、運動不足になると、張りが強くなり硬くなります。
内転筋を鍛えるには、ワイドスクワットなどのトレーニングもあるのですが、膝が痛い人でもできるものはこちら。
・膝を正面に向けて、膝の間にある程度厚さがある硬めの枕やクッションなどを挟んで、そのままぎゅーっと力を入れて5秒間キープ。5回ほど繰り返す。
そして、硬くなりすぎないようにストレッチをして伸ばしましょう。
椅子に座った状態だと、より内転筋を伸ばせます。
①脚を開いて椅子に座り、手を腰に当て、片脚を真横に出して伸ばします。
*つま先は正面に向ける。
②背筋を伸ばしたまま、脚の付け根から上半身を伸ばした脚の方に倒してキープ。
鍼灸マッサージも効果はありますが、こまめなストレッチを続けてください。
内転筋を緩めると、股関節の動きもよくなりますよ。