50歳が境目
50歳から70歳までの間に、筋肉量が10%、筋力が15%減少するといわれています。
筋力が減ると、姿勢を保ち身体を動かすこと、今まで通りの日常生活を過ごすだけのことで、疲れを感じるようになります。
疲労が溜まると、楽な姿勢をとるようになります。
日常生活では、腕を身体の前で使う姿勢が多いので、自然と肩が前に出て、肩甲骨が外にずれ、背中が丸まり、骨盤も後ろに倒れ、腰が丸まります。
こうなると、首の骨はストレートネックになり、肩が前に出て固まり、肩甲骨の動きは悪くなり動かせなくなり、背骨が丸まり、腰の骨もまっすぐになり、固まってしまいます。
最初は筋肉が硬いだけで済みますが、50代以降は骨が弱ってくるので負担がかかり続けると、骨自体が曲がってしまいます。
そうなると、もう治せません。
それはマッサージだからとダメという話ではなく、どんな手技療法でも治せないということです。
筋力が減らないようにすることは、肉、魚などの動物性タンパク質、大豆製品などの植物性タンパク質を食事でこまめに摂り続け、ウォーキングなどの軽い運動を続けることです。
逆に運動のしすぎや、休養を取らないで疲労を溜めると、筋肉を増やせません。