終息と収束

WHOがCOVIDの緊急事態の終息を宣言しましたね。
これは緊急事態を終了したのであって、新型コロナウイルスが収束したわけではないですよね。

WHO、楽観論に警鐘 新型コロナ緊急事態終了
「最悪なのは、どこかの国がこの(緊急事態終了の)ニュースを口実に警戒を弱めたり、コロナはもう心配ないというメッセージを国民に送ったりすることだ」
「コロナはこれからも存在する。
新たな変異株が感染者や死者の急増を引き起こすリスクはある」

米病院で新型コロナ集団感染、「脱マスク」3週間弱で再び着用義務化
「カリフォルニア北部サンタローザの総合病院で、マスクの着用を義務づける規定を撤廃してから3週間足らずで何が起こったかわかるだろうか。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集団感染だ。
そして、病院はマスク着用義務を復活させた」
「医療施設というのは、具合が悪いとき(つまり病気かもしれないとき)に行く場所であり、そういうときは免疫力が低下している。
免疫力が低い人が新型コロナウイルス感染症にかかるとどうなるだろうか。
大丈夫なわけがない。
結局のところ、一部の政治家がどう主張しようとも、新型コロナのパンデミックはまだ終わっていないのだ。
そして、重症化しやすい人々を感染から守る方法に関する明確な国家計画もいまだ存在しない」

上記の記事の通り、医療機関などでは依然マスクは必要です。
高齢者や基礎疾患のある方、ワクチン接種していない方、免疫が低めで風邪をひきやすい方、ウイルスが変異する度にコロナに罹っている方などは、室内で人とおしゃべりするとき、人口密度が高い空間では引き続き注意された方がいいですね。

一ヶ月ほど前に山梨の役所で集団感染が確認されましたが、どうも歓送迎会が重なって飲み会で感染したそうですし、比較的健康体でも室内で長時間近距離でおしゃべりは、やはりリスクが高いんでしょうね。
それでも、症状が風邪程度だったらいいか?というと…
新型コロナに何度も罹ると、症状は軽症でも血栓ができやすくなって、脳の認知機能の衰えに影響が出やすいそうなので、楽観視はまだできないかなぁと思います。
神奈川県では4人に1人が罹ったそうですが、例えば県民400人のうち、100人が罹って、そのうち25人に後遺症、さらにその10人は後遺症が一年以上続いているということですが、まだ後遺症の治療も確立されていないですね。

これからは、リスクが高い状況では気をつけ、気にする必要がなさそうなところでは自由にするという判断を自分でしていくことになります。
人との距離が十分な外出時にマスクをつけることは、感染対策としては意味はないので、つけるも外すも好きにしたらいいと思います。

そんなわけで、これからも施術中はマスク推奨です。
ただ、顔をあげたり、振り返ったり、身体を捻ったりしないで、うつ伏せのままくしゃみや咳、会話をできる方は、うつ伏せ時のマスクはしなくても構いません。
横向きや仰向けの時は、マスクをつけていただきます。
くしゃみの時についつい上体を起こしてしまう癖のある方は、うつ伏せ時もマスクをお願いします。