ずっと前からある

23年前に書かれたエッセイを読んでいたら、著者が炭水化物抜きダイエットなるものを実行していて、その内容に慄きました。
調理や調味料に油は使わない、お米・パン・パスタ類は一切なし!
7日で5kg減ったそうです。
まぁ、ほとんど水、少し筋肉、ほんのちょっとの脂肪が落ちた感じでしょうか。
それ以上はやめたそうですが、これは数年前に糖質制限ダイエットが流行った時、行き過ぎた糖質制限で身体を壊した方の食生活ですよね…

そのエッセイはずっと昔に雑誌に連載されていたもので、最近復刻されたので買ってみたのです。
当時は面白おかしく読んでいたのですが、今読み返すと勘違い情報のオンパレードで、でもその著者だけの問題ではなく、当時テレビも雑誌もこんな感じのことしか言ってなかったな!
と思い出しました。

今、若い女性のやせが問題になっていますが、突然始まったわけでもなく、下地があるんですよね。
日本のダイエットって1950年代後半から始まっていたそうです。
20代〜80代と幅広い年代の方々で、間違ったダイエットをしたことがある方が、各年代に必ずいます。
栄養についての間違った情報が今も変わらず溢れています。

20年前と比べると、いろいろわかってきたこともあるのに、それでも信じたい誰かの言葉に惑わされてしまうんですよね。