ストレッチと筋トレと散歩の違い

運動した方がいいですか?ストレッチとか…
と聞かれることがたまにありますが、
ストレッチは運動の範疇には入りません。
その前段階です。

ストレッチや鍼灸マッサージなどは、筋肉のコリやハリをなくし、姿勢の歪みを整え、その方の標準の状態に戻します。
普通に生きているだけで、姿勢は歪みがち。
まず最初にすべきは、これです。

と言うと、「スポーツの前にストレッチをしましょう!」と勘違いされますが、そうではありません。
(スポーツ前に必要なストレッチと、こういうときに必要なストレッチは種類が違います)
まずはお風呂上がりなどの身体が温まっている時に、ゆっくり伸ばしてください。
ラジオ体操などで、硬いところに気づいたら、そこを重点的に伸ばすのもいいですね。
ストレッチでも硬くて難しかったら、鍼灸マッサージの施術で整えてください。
姿勢の歪みを捉えられる施術者なら、歪みを整えることはできます。
(歪みを捉えられない、どこをゆるめればいいかわからない、ゆるめる技術がない施術者の場合はできません)

そうして姿勢を整えたら、身体を動かす準備ができたことになります。
そこで、筋トレや有酸素運動です。
筋トレは、身体を支え動かす土台を作ります。
散歩などの有酸素運動は、心肺能力などを高めます。
身体が歪んだ状態、筋肉が硬くなった状態で運動し続けることは、痛みや怪我や病気につながります。

若い頃から、ストレッチとかマッサージなんてしなくても運動できたもん!
…という方も、年齢とともに筋肉は硬くなり、骨は弱ってくるので、負担をかけ続けていると、いつかどこかが痛み出します。
骨が変形したら、その痛みと終生付き合っていくこととなります。