糖質と脂肪と筋肉
以前博多うどんを食べてみたくて、福岡に行きました。
当時博多うどんのチェーン店は、本州には出店しないと聞いたからです。
(町田にあるようですが)
そしてすっかり気に入って、旅行中毎日どこかのお店に行きました。
…帰ってきてから、体重が2kg増えていて驚愕しました…
が、うどんは糖質ですから一時的な増加だったようで、その後徐々に元に戻りました。
食事を抜いたり減らしたり、運動やサウナで汗をかいたりすれば、体重1kgは割と簡単に減ります。
その場合は、むくみが取れるなど一時的な変化はあっても、身体のサイズが大きくは変わりません。
それはそうです。
水分の分軽くなっただけですから。
糖質1gにつき水分3〜4gがついて体内に存在しています。
糖質がエネルギーとして消費されるときに水分もなくなります。
体脂肪を1kg減らしたかったら、7,200キロカロリーを消費しないと減りません。
サプリメントやエステのマッサージ、器具では消費できません。
絶対に、できません。
食事を減らしてすぐに減った体重は、大抵糖質についている水分です。
それだけならいいのですが、
空腹を我慢しすぎると、エネルギー不足になって、筋肉が分解されてしまいます。
筋肉は、脂肪より小さいのに重いので、筋肉が減ると体重は減ります。
その代わりぷよぷよして締まりのない身体になります。
さらに体力も減り、疲れやすくなります。
そういう状態で食べ物を食べると、血糖値が急上昇し、栄養を逃すまいと吸収しやすくなり、体脂肪が増えやすくなります。
筋肉を増やすのは大変なので、先に脂肪が増えていきます。
食事を減らす前の筋肉量に戻すためには、食事を元に戻すだけでは足りません。
運動をしなければ、脂肪が増えていくだけ。
テレビやSNSなど人の目に止まる情報媒体で今も垂れ流されていますが、安易な間違った食餌療法は危険が増すだけですよ…