休むべき時には休む

疲労は軽いうちなら少し休むくらいで済みますが、
溜まっていくと一晩寝ただけでは回復しないようになり、
心身ともに疲れ果て、
うつなどの心の病や生活習慣病などの原因になります。
いうまでもなく、休養は大事です。

そうは言っても寝ていれば、じっとしていればいいというものでもないのです。
じーっと安静にしすぎるのも良くない。
積極的休養という言葉もあり、疲れを感じている時にあえて軽く身体を動かすのです。
そうして血流を改善し、老廃物を排出しやすくして、疲労の回復を早めます。
軽い運動とは、息が上らない程度の有酸素運動、ウォーキングやストレッチなどです。

寝つきにくい、睡眠が浅いなどの原因はいろいろありますが、日中活動しすぎで交感神経が優位になっていることも挙げられます。
50代以降の年齢の方で、ジムや身体を動かす習い事を週6日している方が眠れないと悩んでいることがあります。
そういう方は、日常生活でも忙しなく動き回っています。
神経が興奮したまま横になるので、なかなか眠くならないしやっと寝たと思ってもすぐに目が覚めてしまいます。
休むこともトレーニングの一部ですし、中高年が週6の運動は…内容次第というのもありますが、身体の負担が大きいですよね……

まずはご本人の身体を休めようとする意識が必要ですが、
鍼灸治療では、副交感神経が優位になりますので、眠りにつきやすくなりますから、
その手助けにご利用されてはいかがでしょうか。