痛みの対応は早いうちに
変形性膝関節症には、段階があります。
初期は、一時的な痛みや強張りを感じます。
その後、階段の昇り降りで痛みを感じる、膝の曲げ伸ばしがしづらい、正座しにくいなどの症状が出てきます。水が溜まってくることもあります。
最後は日常生活に支障をきたすようになります。
この、最初の痛みが一時的なときの段階に、それ以上膝に負担をかけない生活を送れるかどうかで進行の速度が変わります。
そのためにも、診察は早い方がいいですよ。
痛みを感じなくなると、「治った」と思いがちです。
その気持ちはわかります。
でも、大概は治っていないんですよね。
そうして放置しておくと、原因がわからないままで対策もとらないので、どんどん進行してしまうのです。
この場合も骨が原因ですから、変形すると元には戻りません。
ヒアルロン酸注射や手術などがあり、打つ手がないわけではありませんが、できるだけ酷くしない方が、肉体的にも精神的にも金銭的にも……いろいろ負担は少ないですよね。